この作品では、日常生活の中にある線が入っているもののイメージを使って線を表現するポスター。この線が存在しなくても、一見しただけでそれが何であるかはわかるだろう。しかし、それはなぜだろうか。

毎日見ているのに見落としがちな部分から考える。そして、線を使わない表現方法で鑑賞者に線の存在をもう一度想像させたい。点は線の両端として、つなぐ役割を果たしている。想像力を利用してこの存在しない線を脳内で補完する。目には見えないが、すでに私たちの心の中に存在しているこの線から、他の日常的には見えないものを見ることができるかもしれない。